“出会い”によって生まれるイノベーション
本間勇輝( 株式会社ポケットマルシェ 取締役COO )
農家の高齢化、担い手の減少、耕作放棄地など、多くの課題を抱える一次産業。
そうした課題の根幹にあるのは「生産者と消費者の関係が遠くなってしまった」ことにあると話すのは、一般社団法人日本食べる通信リーグで理事を務める本間勇輝さん。
“世なおしは、食なおし”をスローガンに掲げ、2013年に東北から始まった食べ物付定期情報誌の「東北食べる通信」。分断された生産者と消費者の関係をつなぐことで一次産業を再生させていくことを目的とするこの取り組みは、いまでは東北だけではなく全国37(2017年1月現在)もの「食べる通信」が創刊されるまでに拡大している。
そして、本間さんたちはこうした取組を拡張させていこうと2016年9月に生産者から直接買えるスマホアプリ「ポケットマルシェ」をスタートさせ、一次産業再生に向けた新たなムーブメントを仕掛けている。
PROFILE
本間勇輝(株式会社ポケットマルシェ 取締役COO)
富士通(株)入社の後、(株)ロケーションバリューの創業に携わる。2006年取締役COO就任。2009年退社後(同社は2011年ドコモに売却)。その後、NPO法人HUGを創業し『東北復興新聞』創刊。2013年には NPO法人東北開墾を立ち上げ『東北食べる通信』を発行、「その後日本食べる 通信リーグを設立し、同モデルを全国に展開。2016年オンラインマルシェ「ポケットマルシェ」取締役に就任。
著書に『ソーシャルトラベル』『3YEARS 』。『東北食べる通信 』はGOOD DESIGN AWARD 2014の金賞を獲得。
東北食べる通信(http://taberu.me/tohoku/)
ポケットマルシェ(http://pocket-marche.com/)
OTHER ARTICLE
このカテゴリの他の記事