世界が夢中になる「ラーメン」
変わらないために、変わり続ける
1985年、福岡で「一風堂」の1号店がオープンした。当時、ラーメン店と聞くと男性が好む飲食店といったイメージが強く、女性はあまり立ち寄ることのできない場所だったという。そうしたイメージを覆し、ラーメン業界に“新しい一陣の風を吹かせたい”といった想いから、「一風堂」は生まれた。この想いは、いまの「一風堂」にも引き継がれていると、関口さんはいう。
「私たちが大事にする企業理念は、『変わらないために、変わり続ける』です。この言葉は、“変化対応のできる人間、組織、ブランドが生き残っていくことができる”ということを表現しています。シンプルに見えて、とても深い言葉です。常に時代の変化に合わせて、自分たちが一石を投じ、提案し続けていく。企業理念にはこういった、創業時代から受け継ぐ、チャレンジや変化対応力を大切にするという意味が込められています」。
「一風堂」がおこなってきた取り組みは、ラーメン業界に新風を巻き起こしてきた。女性に好まれるように、豚骨ラーメン独特の臭みを抑えたり、店内でジャズを流したり、最近ではユニフォームを有名デザイナーが手掛けたりするなど、ラーメンの味だけではなく、店内の雰囲気づくりや働きやすい環境の整備に至るまで、従来のラーメン屋の概念を変えてきた。
そして、その風は国内のみならず、海外にも伝わり、世界各地でラーメンファンを増やしていくこととなる。
世界が夢中になる「ラーメン」
関口 照輝
株式会社 力の源ホールディングス 社長室 兼 人事・総務本部。大学時代、「一風堂 池袋店」、ニューヨークの「IPPUDO NY」のオープニングスタッフを務める。大学卒業後、新卒で大手小売業、広告の企画営業等を経て、2016年に力の源ホールディングス入社。社内外へのブランディング業務を中心に、各種イベント活動、WEBサイト構築や、人事として新卒採用を担当。小学生の時からラーメンの食べ歩きをスタートさせた、生粋のラーメン好き。
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