PROJECTS

Oct 2016

共に学び育つプロジェクト
印刷の学校

小学校・商店街・企業が一体となって制作するエリアガイドブックの出前授業「印刷の学校」。

小学校の総合学習の時間を活用し、企業である凸版印刷の若手社員が先生、小学生が「まちのこと編集部」の部員となり、小学校近隣の商店街のガイドブックを編集する統合学習プログラム。

小学生が自ら実社会に出て地元の商店街の人に触れるなど、小学生・商店街・企業が一体となって取り組む事で共に学び共に育つ取り組みとなっている。

「小学生×商店街×企業」が共に関わっていくことで得られる‟学び“ 

「小学生×商店街×企業」が共に関わっていくことで得られる‟学び“ 

地域の抱える課題と子供たちの抱える課題の解決のために、印刷の力を活かせないか思案。その結果、「教えることで教わり、共に成長するプログラム」として出前授業「印刷の学校」を考案。

「印刷の学校」は<小学生・商店街・企業>が同じフィールドのなかで混ざり合い、学び合うことで、いままでにない新たな体験を実感するプログラムとなっている。

学校や家庭、地域だけでは教えられない多様な教育を、子供・商店街・企業の三者が関わり合い活動することで統合的な学習(国語・社会・美術・図工)を実現していくことを目指していく。

カタチを届けることで味わえる達成感

カタチを届けることで味わえる達成感

「印刷の学校」はガイドブックを作るだけではない。

ガイドブックを印刷している現場を見に行く工場見学や、完成したガイドブックを子どもたちと一緒に商店街の店舗に届け、まちの人へも配布する活動までをおこなっている。

その理由は、「自分たちが作ったモノを、人に伝えるまでの体験でしか得られない達成感を感じてもらいたいから」とプロジェクトメンバーは話す。

「商文化」を豊かにするビジネスの模索

「商文化」を豊かにするビジネスの模索

「印刷の学校」は、この活動をシーズとして、地域には学校や会社では教わらない「発見・学び」があるという気づきを与えていくことを目指している。

また、地域の経済活性化に企業が積極的に取り組んでいくことによって、人がモノを売り・買うという「商文化」がさらに豊かになるようなビジネスを模索しているという。

<Oct.2016 小出 伸作(WAO事務局)>

PROJECT

印刷の学校

イメージ1

2012年度に社内の風土改革プロジェクトにて集まった若手有志メンバーを中心に構成。当初は有志メンバーの活動であったが、2013年度からは企業内(凸版印刷情報コミュニケーション事業本部)での若手社員研修プログラムとして実施。プロジェクトメンバーは、営業・企画・クリエイティブ・事務職等、様々な部門から集まっており、メンバーの強みを生かしたプログラムを構築している。

*「印刷の学校」は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(東京都港区、会長:和田勇、以下 キッズデザイン協議会)の第10回キッズデザイン賞を受賞。


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