~デザインシンキングを体験する~
2020年に向けたコミュニケーションを再定義せよ
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab の特任准教授であるスシ・スズキ氏と長崎陸氏をファシリテーターに迎え、デザインシンキングを体験するプログラムを実施した。
訪日外国人観光客の増加やSNSをはじめとしたコミュニケーションツールの発達によって変化する情報伝達・共有や対人コミュニケーション。こうした背景のなか、「2020年に向けたコミュニケーションを再定義せよ」をミッションに、デザインシンキングを取り入れながら、サービスアイデアとプロトタイプの構築をおこなった。
関連記事:デザインシンキングを学ぶ
Idea_1: 過去の写真を共有するサービス「ふぉけっと」
Idea_2:外国人旅行者と日本語でコミュニケーションが取れる翻訳アプリ「QlocA」
Idea_3:観光地の商店街に明るく柔らかいコミュニケーションを作る「しゃべまる」
●ターゲットユーザー
・マナーが悪い観光客の対応に困る観光地の商店主(食べ歩き等で商品を汚したりするトラブルなど)
●ユーザーインサイトの抽出
・マナーが悪い観光客に注意したいが、トラブルになるのが怖い
・注意をすると理解してくれる(マナーを注意する張り紙やアナウンスなどに気づいていないだけ)
●サービスアイデア
・商店に設置したビデオカメラの映像から、顧客のマナー違反を画像認識で判別。判別した違反内容に応じた注意メッセージを自動音声で流し、マナー違反を気付かせる
・ビデオカメラやセンサー、マイクなどは、商店で使える提灯などの飾り物の形で提供(色や柄、センサーで伝えるメッセージなどは、カスタマイズが自由)
<May.2017 吉村 祐子(WAO事務局)>
PROJECT
~デザインシンキングを体験する~ 2020年に向けたコミュニケーションを再定義せよ
公募で集まったメンバーが、外部講師のアドバイスを受けながら、デザインシンキング手法を取り入れて、具体的な製品・サービスのアイデアとプロトタイプを生み出すプロジェクト。ワークショップやフィールドワークを経て、「自分達でやってみよう!」という積極的なマインドを持って、ユーザーとの対話や素早いプロトタイプ制作を繰り返しながら、「共感」を得られるビジネスアイデアを創出することに重点を置いている。
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