身近な“不便”や“不満”が事業のきっかけになる
塩崎良子( 株式会社TOKIMEKU JAPAN 代表取締役社長 )
乳がんの発病から治療までの経験をきっかけに、介護・ケア用品ブランド「KISS MY LIFE」を立ち上げた株式会社TOKIMEKU JAPAN、代表取締役社長の塩崎良子さん。
アパレルのバイヤー経験を経て、25歳でアパレル会社を起業。その後も、セレクトショップやドレスのレンタルショップを立ち上げ充実した毎日を送っていた塩崎さん。しかし30代前半に突然の乳がん宣告を受けてから、いつの間にか“自分らしさ”をなくし“患者らしく”生きている自分がいたという。
そんななか塩崎さんは、主治医の先生に、がん患者の方々をモデルにしたファッションショーの企画を頼まれ開催した。そこで、ランウェイをいきいきと歩く患者さんたちの姿に感銘を受けたことをきっかけに“誰もが自分らしく生きられる社会”を目指し、介護・ケアの分野での起業を決意。
現在では、「KISS MY LIFE」の販売も軌道に乗り、ECサイトでの販売だけでなく、省スペースで展開できるキオスク型の店舗を病院内に開設するなど、創業2年目にして活動の幅を広げている。
PROFILE
塩崎良子(株式会社TOKIMEKU JAPAN 代表取締役社長)
株式会社TOKIMEKU JAPAN、代表取締役社長。2006年 アパレル会社を起業。その後、セレクトショップ(中目黒)、リース専門店(目黒)ドレスレンタルショップ(六本木)等、数々のショップを経営。2014年1月、若年性乳がんを発症。その後、闘病に専念のため、会社を閉める。
2015年6月、主治医の提案で、がん患者の為のサイバーズFASHION SHOWを企画、運営。多くのメディアに取り上げられる。2016年7月、株式会社TOKIMEKU JAPAN設立。2017年1月、ケア・介護用品ブランド『KISS MY LIFE』を立ち上げる。
株式会社TOKIMEKU JAPAN(https://www.tokimeku-japan.com/)
KISS MY LIFE オフィシャルECサイト(http://www.kissmylife.jp/)
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