イノベーションを創発する「働き方」
酒井穣( 株式会社BOLBOP 代表取締役会長 )
「オランダで暮らした約9年の経験を、日本への恩返しにつなげられないかという思いから、帰国の決断をしました」。そう話すのは、コンサルティング企業である株式会社BOLBOP創業者・代表取締役の、酒井穣(さかい・じょう)さん。
酒井さんは、多数の著作があることで有名で、ビジネススクールの教授やNPOの理事としてもご活躍だ。東日本大震災の被災地においても、活動を続けている。介護にも深い知見をもち、介護メディアKAIGO LAB(http://kaigolab.com/)を立ち上げ、その編集長・主筆としても活動している。
酒井さんは、日常的に、人事コンサルティングと、新規事業開発コンサルティングを軸とした仕事をおこなっている。スタートアップ企業と大企業のマッチングもまた得意分野だ。ご自身でも、ヘルスケア領域において3社のスタートアップ企業に経営参画している。そうした意味では、一般のコンサルタントの枠を超えた、かなりユニークな存在だ。
酒井さんの活動は、幅が広すぎて、つかみどころがないようにも見えるかもしれない。しかし、酒井さんのすべての活動の根底には、成熟社会オランダで体験した「誰もが、なにかの犠牲にならずに、のびのびと生きられる社会」を実現するという使命感がある。
PROFILE
酒井穣(株式会社BOLBOP 代表取締役会長)
慶應義塾大学理工学部卒業、オランダ Tilburg 大学 MBA 首席卒業。商社勤務後オランダに渡り、オランダにて約9年間を過ごす。2009年に帰国しフリービット株式会社(東証一部上場)に参画し、人事や経営企画を統括する取締役に就任。著書は『はじめての課長の教科書』など多数。事業構想大学院大学・特任教授。NPOカタリバ理事。介護メディアKAIGO LAB編集長・主筆。誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指し、2013 年に株式会社BOLBOPを設立し、代表取締役として活動。
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