EVENT REPORT

Jan 2022

どう提案し、どう動く? いま話題のサーキュラーエコノミー

SDGsと並び、最近耳にする機会が増えている「サーキュラーエコノミー(循環経済)」。
「SDGsとの関係は?」「リサイクルとは何が違うの?」といったサーキュラーエコノミーにまつわる基礎的な疑問から、思わず真似したくなる国内外のクリエイティブな最先端事例、事業や未来にもたらす影響にいたるまで、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者の加藤佑氏とともに、サーキュラーエコノミーをビジネスに活かしていくヒントについて学んでいく。

サーキュラーエコノミーとは?

サーキュラーエコノミーとは?

サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、廃棄を発生させないようにする経済システムだ。よく比較されるのが、リユースエコノミーだが、そちらは、リニアエコノミー(直接経済)で出てしまう廃棄物の一部を再資源化するということ。一方、原材料を投入し、製品をつくる最初の段階から廃棄や汚染が出ないようにデザインやシステムを設計するのが、サーキュラーエコノミーである。

現在、資源の枯渇や脱炭素の視点から、リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへの転換が求められている。
「食、鉄、セメント、プラスティックなど、衣食住に関わる素材がCO2排出に深く関わっています。私たちの生活にいかにサーキュラーエコノミーを落とし込んでいくかが重要で、今後も持続可能な繫栄をしていくためには、人間の幸福(ウェルビーイング)や経済活動(GDP)と、資源使用量や環境影響(CO2の排出量等)をデカップリング(分離)せねばならず、そのための具体的な手段として、サーキュラーエコノミーが求められています」と加藤さんは話す。

画像:オランダ政府「From a linear to a circular economy」を基に作成

1

2

3

どう提案し、どう動く? いま話題のサーキュラーエコノミー

加藤 佑

ハーチ株式会社・代表取締役
1985年生まれ、東京大学卒業後、リクルートエージェントなどを経て、2015年12月にHarch Inc.を創業。
翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。2020年に第一回ジャーナリズムXアワード受賞。サーキュラ―エコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など複数事業を展開。

OTHER ARTICLE

このカテゴリの他の記事

若者の感性から未来をデザインする方法(後編) ~若者起点の価値創造~

REPORT

若者の感性から未来をデザインする方法(後編) ~若者起点の価値創造~

台湾で人気No1の訪日観光情報メディア創設者が語る
~台湾のいま~

REPORT

台湾で人気No1の訪日観光情報メディア創設者が語る ~台湾のいま~

企業と学生のコラボにより生まれる新しい市場価値

REPORT

企業と学生のコラボにより生まれる新しい市場価値