EVENT REPORT

Mar 2018

一億総メディア化時代における放送の未来とは

「小さい主語の事実」を発信する

「小さい主語の事実」を発信する

「小さい主語の事実」を発信する

堀さんは「当事者意識こそが、人を動かす連鎖につながる」という。

「“政治や社会がどうなってほしいか”ではなく、“政治や社会が良くなるために自分はなにができるのか”という自身の問いに変えていくことが大事。こうした当事者意識が分散をすることで、現場の課題解決に向けたアクションの連鎖を生み出していくんだと思います。僕はメディアの人間として、そのアクションの一つのきっかけとして、自分で発信してみるという体験を支援していきたい」。

そして、その当事者意識のアクションにつながる考え方として、堀さんは「大きな主語」より「小さな主語」を捉えることが重要と話す。

「“社会は”、“日本は”、“被災地は”とか、そういった大きな主語って、意外と語っているようで語っていないんですね。“社会は”とか言われても、社会が向いている先なんてわからないですし、人それぞれ受け止め方も違いますからね。やはり、その現場にいる人、すなわち○○さんという固有名詞までに落とせる小さい主語を探し、発信することが重要」。

また、堀さんは、大きな主語は「意見」となり、小さな主語は「事実」になると教えてくれた。

「やはり意見より事実が大事。意見というのは、なかなか変えられなく、お互いが理解しようとしても、どうしても交わらないものになってくる。でも一つの事実に対しては、集うこともできるし、解決策を導くことにつながっていく。だから、僕は小さい主語で事実を出し合える連続性がこの社会に生まれるような活動をこれからもおこなっていきたいと思っています」。

堀さんのトーク終了後は、「Gareden ジャーナリスト」の一人でもある株式会社シンカの代表取締役、町井則雄さんとのクロストークがおこなわれイベントは大盛況のうちに終了。イベント終了後も堀さんの周りにはイベント参加者が集まり、多くの質問や感想が絶えることなく交わされた。



<March.2018 小出 伸作(WAO事務局)>

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一億総メディア化時代における放送の未来とは

堀 潤

1977年、兵庫県生まれ。NPO法人「8bit News」代表。立教大学/文学部ドイツ文学科/卒業。2001年、アナウンサーとしてNHKに入局。岡山放送局、東京アナウンス室を経て、2013 年4月フリーに。現在は「モーニングCROSS」(TOKYOMX)キャスター、「JAM THE WORLD」(J-WAVE)ナビゲーターを務めるなどレギュラー多数、「毎日新聞」、雑誌「VERY」、「anan」他で連載を持つなど幅広く活動中。

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