EVENT REPORT

Apr 2017

「飼い主のいない猫」を知る

ペットブームの裏側で、多発する様々なペット問題。今回は、飼い主のいない猫(=野良猫)の対策に日々奮闘している練馬区の地域猫ボランティア、NPO法人「ねりまねこ」の亀山知弘さん・嘉代さん夫妻をお招きし、ボランティア活動に至った経緯やペット問題における課題と対策について語っていただいた。

「地域猫」ってなに?

「地域猫」ってなに?

「地域猫」をご存知だろうか。「地域猫」とは、地域住民によって適正に管理された飼い主のいない猫のことを呼ぶ。その「地域猫」推進のために東京都練馬区を拠点として、日々奮闘しているのが、NPO法人ねりまねこの亀山さん夫妻だ。

「私たち夫婦の活動は、2010年に練馬区の『地域猫』ボランティアに応募したことからはじまりました。その後、2014年にNPO法人ねりまねこを設立し、夫の私が理事長で妻の嘉代が副理事長となって運営しています。もちろん、それとは別に生活のための仕事もしていますが、金曜の晩から土日にかけては、『地域猫』推進のボランティア活動をおこなっています。活動を通して積み重ねてきた小さな成功体験がやりがいとなり、いまでは、このボランティア活動は私たち夫婦のライフワークとなっています」と、知弘さんは話す。

亀山さん夫妻は、なぜボランティア活動という形で「地域猫」活動に取り組みはじめたのか。その経緯を嘉代さんが詳しく教えてくれた。

ボランティア活動をはじめた理由

ボランティア活動をはじめた理由

ボランティア活動をはじめた理由

嘉代さんが初めてボランティア活動をおこなったのは、前職の新宿にある外資系企業で経験した“ホームレスの支援プロジェクト”だった。当時、人事部に所属していた嘉代さんは、そのプロジェクトのメンバーとなったのだ。

プロジェクト発足当初は、こうした活動に偏見を持つ社員も存在し、嘉代さんの心にも迷いがあったという。しかし、そうした偏見を排除することで見えてくる課題の本質を知り、行動に移していくことで、次第に嘉代さんの気持ちも変わっていった。

「課題の本質を知り、解決策を考え、行動に移す。その行動は少しずつではありますが、仲間を増やし、社会の偏見までも覆していきます。社会課題の解決は難しいですが、その難しさに挑戦していくことの面白さを、このプロジェクトを通して知ることとなりました」。

こうした経験があったからこそ、野良猫問題を知ったときにも、課題解決に向けた行動を起こすことができたと嘉代さんはいう。

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「飼い主のいない猫」を知る

NPO法人ねりまねこ

理事長 亀山知弘、副理事長 亀山嘉代。
東京都動物愛護推進員。練馬区地域猫推進ボランティア。練馬区と協働で、飼い主のいない猫対策を進める公認ボランティア。月間50万アクセスの人気ブログ「ねりまねこ・地域猫」や、講演会で猫問題の解決に向けて情報発信を行う。
ねりまねこオフィシャルブログ「ねりまねこ・地域猫」http://ameblo.jp/nerimaneko/

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