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Aug 2017

ビジネスのトランスフォーメーションを通じて、
世界を変える

稲村健夫( 一般社団法人イマココラボ  代表理事/コンセプトデザイナー )

企業は、世界という地面の上に立っている

今後ビジネスにおいて「SDGs」が重要になってくる意味を、詳しく教えていただけますか。

今後ビジネスにおいて「SDGs」が重要になってくる意味を、詳しく教えていただけますか。

(稲村氏)ビジネスに関わる方ならば、これは気になる問いだと思うのですが、そもそもこの問いが生まれること自体が、変な状況だと思います。

大前提として、企業や経済というものは、人がHappyに暮らしていくためのツールです。それにもかかわらず、いつの間にか、人のHappyや世界よりも、企業や経済の方が上位にきてしまいました。なぜ、この逆転が生まれたのでしょうか。

これまでの企業の役割は、物質的な価値の提供で良かったと思います。しかし、僕たちのHappyの在り方や世界が変わってきているいま、ツールである企業も変わる必要があります。企業という存在は、世界や社会、地球環境という地面の上に立っています。この地面がおかしくなってしまったら、企業は立てなくなってしまいます。

企業活動と世界は、月と太陽のような関係です。地球から見たら、月も太陽も同じくらいの大きさですが、本質的には大きさが全く違います。しかし、その事実に気が付かなくなってしまっています。このような変な状況が、当たり前のようにまかり通っていることが、変ではないですか。

「ビジネスにおけるSDGsの重要性は」という問いが出てくる状況が、SDGsの存在する意味です。このような問いがでたときに、SDGsをきっかけとして、企業活動と世界の関係性に改めて気が付くことができる。そして、新しい視点を持って立つことができれば、次に向かう方向はどこなのか、見えてくる。

企業活動と世界の関係性の本質を理解し、世界に貢献できる企業は、今後も伸びていきますし、それできない企業は、長期的には存在できなくなっていくと思います。

ADVISE

新事業創出に向けた稲村さんからのメッセージ

イノベーションの本質は、ポップコーンがはじけるようなもの

ビジネスのトランスフォーメーションを通じて、
世界を変える
ビジネスのトランスフォーメーションを通じて、
世界を変える

「新規事業は、100人いたら99人に反対されるものです」と稲村さんは話す。

では、カードゲーム「2030SDGs」も、多くの人に反対されたのですか?と尋ねると、「いえ、反対されてないですね。みなさんにサポートいただいています」と稲村さんは笑顔で答えた。

「イノベーションの本質は、ポップコーンがはじけるようなものだと思っています。はじけることに意味があります。はじけた後にどこへ行くのかは、コントロールできないので、分からない。はじけた後、新規事業と呼ばれるかもしれないし、批判されるかもしれません。でも、新規事業を生み出すことと、批判されたりすることは、呼び方が違うだけで、本質的には同じ事象なのではないでしょうか。このような感覚を持っていると、楽に、楽しく、よりクリエイティブに、イノベーティブにできるのではないかな、と思います」。

ポップコーンのようにはじけるためのエネルギーは、自分自身の興味関心、楽しいと思うところにあると、稲村さんは語る。

「自分自身をよく観察して、興味関心の向く方向ではしゃぎ続けていたら、新規事業はいつか勝手に生まれます」。

カードゲーム「2030SDGs」だけを見ると、最短距離で成功体験を積み上げているようにも思える。しかしこれは、様々な体験を繰り返してきた稲村さんだからこそ、今回のはじけた先の結果であると感じた。

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PROFILE

稲村健夫(一般社団法人イマココラボ 代表理事/コンセプトデザイナー)

1999年からベンチャー企業の創業や、海外現地法人の立ち上げなどビジネスの第一線で活躍する。2012年取締役副社長兼COOとして株式会社ドアーズの創業に参画し、同社の海外研修プログラムが「日本の人事部 HRアワード」でプロフェッショナル部門の最優秀賞受賞を受賞するなど、先進的な人材開発手法の開発に貢献した。20代からずっと関心のあった社会システムの在り方にこそ、ゲーム×ポジティブアプローチが機能すると考えて、カードゲーム「2030SDGs」を共同開発。2016年一般社団法人イマココラボを設立。


一般社団法人イマココラボ(https://imacocollabo.or.jp/)

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